凝集沈殿ってなに?

下水処理場げすいしょりじょうでは、よごれた水をきれいにするために、凝集沈殿法ぎょうしゅうちんでんほう利用りようすることがあります。

この方法は、水の中にあるかたまりをそこにしずませるために化学薬品かがくやくひん使用しようします。

では、沈殿ちんでんのしくみから学習がくしゅうしましょう。

沈殿ちんでんとは?

よごれた水の中にある、砂等すななどの水より重たいかたまりは、ある時間おいておくと自然しぜんそこにしずみます。この現象げんしょう沈殿ちんでんといいます。沈殿ちんでんしたあとの水は透明とうめいになります。

沈殿ちんでんするはやさは、かたまりの大きさや重さによってことなります。しかし、かたまりの大きさが1μm以下(0.001mm)では、なかなか沈殿ちんでんしません。

  直径(mm) 時間
小さい石 10 1秒
砂(大) 1.0 10秒
砂(小) 0.1 2分
汚泥おでい 0.01 2時間

水中1mに沈殿ちんでんする時間

凝集沈殿ぎょうしゅうちんでんとは?

水の中にあるとても小さなかたまりのものは、凝集剤ぎょうしゅうざいという薬品やくひんをくわえてかきまぜると、かたまりが大きくなって沈殿ちんでんしやすくなり、水は透明とうめいになります。

小さなかたまりのものが、あつまりかたまることを「凝集ぎょうしゅう」といい、凝集ぎょうしゅうさせる薬品やくひんを「凝集剤ぎょうしゅうざい」といいます。

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