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平成25年10月24日

霜降(そうこう・流す水による節電って?)

〜松阪浄化センター〜

  

10月23日は二十四節気の霜降(そうこう)です。

霜降とは、露(つゆ)が冷えて霜になり、草木に降りる頃という意味です。

 

松阪浄化センターでは、木々が赤や黄色に色付き始めています。

カリンの果実も黄色く色付き、だんだんと晩秋の気配がただよってきました。

先日、盛岡市では初霜が観測されたそうですが、この辺りの地域ではまだまだ霜を観測することはできません。名古屋や大阪では、初霜が降りるのが11月下旬から12月上旬頃、東京では12月下旬頃だそうです。

江戸時代ではこの時期に「霜始降(しもはじめてふる)」と言われていたそうで、昔の初霜よりも遅くなってきているのが分かります。

 

温室効果ガスによる地球温暖化の影響か、自然的な気候変動によるものか分かりませんが、気候が暖かくなってきているのは確実なようです。

世間では、温暖化対策として「省エネ・節電」が叫ばれています。では、下水処理場で電力を多く使っているところはどこでしょうか。

 

 

 下水処理場で最も多く電力を使用しているのが、水をきれいにする微生物のために空気(酸素)を送っている送風機です。続いて処理場に入ってくる水をくみ上げるポンプです。

松阪浄化センターでも、使用電力全体の7割近くを送風機とポンプが占めています。

このことからも、下水処理場においては、送風機とポンプの節電を行うことが最も節電効果があることが分かります。

 

処理場内でも送風機の運転方法などを工夫することで出来る節電がありますが、家庭から流す水に注意していただくことで、出来る節電もあります。

 

 注意していただくことは、「流す水の量」と「汚れ具合」です。

 

汚れた水が多くなると、微生物が処理するためには、よりたくさんの酸素が必要になります。また、流れてくる水が多いと、動かすポンプの数が増えてしまいます。送風機やポンプが多く動いてしまうことで、電気代が増えてしまうのです。

 

 処理にかかる電気代が増えると、下水道料金も高くなってしまいます。

 ご家庭でも出来る範囲での、「流す水による節電」をしていただきますよう、お願いします。

 

 

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