平成25年8月23日
処暑(しょしょ・暑い季節、臭いの対策は?) ~松阪浄化センター~ |
8月23日は二十四節気の処暑(しょしょ)です。 処暑とは、暑さが落ち着く時期という意味です。 朝晩はだいぶ涼しくなってきたように感じられますが、日中はまだまだ暑いですね。 |
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さて、暑い時期は溝や台所などで腐敗臭が発生しやすくなります。 腐敗という現象は細菌類の働きによるのですが、この時期の30℃~40℃という温度は、ほとんどの細菌類にとって最も活発に活動できる状態です。 細菌活動が活発になる=腐敗しやすくなる ということで、夏場は臭いが発生しやすくなります。 松阪浄化センターは下水処理施設ですので、くさい臭いが色々なところから発生します。トイレの水も流れてくるから当然ですね。 この発生した臭い。そのまま外へ出してしまうと、ご近所の大迷惑。もちろん、臭い対策をする必要があります。 |
その対策をする設備が、「脱臭設備(だっしゅうせつび)」です。 これは「水処理施設」から出る臭いを取り除く脱臭設備です。いろいろな種類の臭いの成分を取り除くために3種類の吸着剤(活性炭)を用いています。 |
さらにくさい臭いが出るのが、汚泥を処理している「汚泥処理施設」です。ここにも当然、「脱臭設備」があります。 |
この脱臭設備では、細菌類(バクテリア)の働きにより、臭いの成分を取り除いています。臭いを出す微生物もいれば、臭いを取る微生物もいるのですね。 このように、様々な臭い対策をする設備が浄化センター内にはあります。 |
浄化センターの施設見学に来ていただく子供たちに、「水をきれいにしているのは、微生物。」と言うと、驚かれることが多いです。 見学時間の都合上、脱臭設備を見ていただける機会はあまりないのですが、「くさい臭いを発生させているのも微生物。でも、臭いを取ってくれるのも微生物。」と言うと、さらに驚かれるのでしょうか。 |