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平成26年3月20日

春分(しゅんぶん・春の訪れ)

〜松阪浄化センター〜

  

3月21日は二十四節気の春分(しゅんぶん)です。

春分は、冬至と夏至の中間で、昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。

 

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるとおり、寒さを感じる日が少なくなってきました。これから夏至まで、日がどんどん長くなっていきます。

 寒い時期と比べて変わるもの。下水処理場にはいろいろあります。そのひとつに、「汚泥の発生量」があります。

 下の図は、冬場と夏場の汚泥の発生量を比較したグラフです。 

 汚泥の発生量自体は、年々増えていっています。これは入ってくる水の量が増えていっているからです。一方、冬場(1月〜3月)と夏場(7月〜9月)を比較すると、夏場の方が明らかに少なくなっているのが分かります。
 なぜ夏場に汚泥の発生量が減っているのでしょうか。それは、微生物の働きと大いに関係があります。水温の高い夏場になると、微生物の活性が高まります。すると、汚れを分解して、ガスとして空気中に出す量が増えるのです。ガスとして出ずに、微生物の体に取り込まれた汚れが汚泥として出されるのですが、夏場には空気中に排出する分が多くなるので、汚泥の量も減るというわけです。

 汚泥発生量の他にも季節によって変わるものもいろいろありますが、いくつかは、「二十四節気シリーズ」に記載してきました。ご興味のある方は、読み返してみてください。

 さて、この「二十四節気シリーズ」も、今回の春分でちょうど1年分となりました。長らくご愛読いただいたみなさま、ありがとうございました。

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