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平成24年7月3日
下水道を利用される皆様へ      “排水口にゴミや野菜くず、油などを流さないようにしましょう!”                  雲出川左岸浄化センター
 
          下水道は汚水を受け入れ、浄化してから海や川に戻すため、
            きれいな水の循環を保ち、環境を守る役割があります。


    【下水道の役割】

    ●きれいな水の循環を保ち、身近な環境を守る!
    下水道が整備されると、工場・事業場や家庭等からのよごれた水は下水道に排出され、
    処理場できれいにしてから海や川に戻すことから、きれいな水の循環を保ち、身近な環境を
    守っています。
      ところが、最近、処理場に入ってくる汚水に含まれる油分の濃度が高くなることがあります。
    通常は、次表に示すとおり、30〜40mg/Lの濃度ですが、
    その3〜5倍の高濃度になることがあります。
雲出川左岸浄化センターに流入する汚水中の油分の状況
  油分(mg/L) 参考 
通常油分濃度   30〜40  一般的な容積のお風呂(約300L)に
食材計量器の小さじ2杯分(約10g)の
食用油を加えよく混ぜた状態
 最近時々検出される
油分濃度
 100〜200  通常の油分濃度の3〜5倍
 汚水中の油分は炭水化物やタンパク質等、他の汚れに比べて微生物分解がされにくく、
下水道では、処理が困難なものです。
 
油分を高濃度に含む汚水は、下水道設備にいろいろな弊害を引き起こします。


こちらの写真をご覧ください。 



これは、配管の断面図です。配管内の黄色や茶色の部分は油が含まれていて、管が詰まっています。
当センター内の配管も年に何回も詰まってしまい、その都度清掃しなければなりません。
    そこで、皆様に是非とも守って頂きたいお願いがあります。

    ○一般家庭の皆様へ
    台所の排水口にゴミや野菜くず・油などを流したり、水洗トイレにトイレットペーパー以外の
    水に溶けない紙などを流すと下水道管がつまってしまいますので流さないで下さい!

    ○事業者の皆様へ
    下水道法や市町の条例で除害施設を設けなければならない施設を所有している事業者の
    方は、排除基準を順守するよう除害施設を適正に管理して頂き、
    また、特に定めがない事業者の皆様においても油分分離槽等を設けて頂き、
    油等の異物を下水道に流さないようご協力お願いします。!